2007’OSJハコネ50K

OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【ゴール後】

10時間58分16秒。

それが私のタイム。
どんなタイムになるのか、まったく想像も出来なかった。
でも、完走だけはしがみついて行くつもりで。
必死になって、掴み取った記録。

第1回だからこそ。
完走にこだわりたかった。
楽しむ余裕がほしかった。

でも。
本当に必死だったね。
これでもかってくらい、必死だった。
自分の半年間をかけたーってくらい。

いいことも。
欠点も。
レースになると、容赦なく明らかに。
赤裸々に。
100%の満足感と。
少々の遣り残した感と。


多くの人との出会いと。


何とも言えない感慨深さに覆い尽くされてた。


ゴールして。
私のすぐ後にゴールした女性に話しかけられた。

「すっごいスピードで走っていきましたねー」とその人は言った。
「おかげで私も11時間を切れましたー」
そう言って去って行ったけど・・・・・・
何処かで見た顔・・・・・・・
あーーー、高水山のレースで!
あの時も、ゴール後に話し掛けてくれたんだ!
あの時は彼女に、後半早々に抜かされたんだよなー。

登りに強い人だった!
でも向こうは気が付いてないみたいだったな。
でも、ペースが同じくらいだから、また何処かのレースで会えるかー。
その時こそ、名前を聞いちゃお♪


ゴールした私を最初に探し当ててくれたのは、Ⅰさんでした!
前日、いさんから紹介された女性。
お~~~、会ったばかりの関係なのに、声をかけてくれたんだー!
うれしかったよーーーー!

ごちゃごちゃ、いっぱいの人の中で。
ちゃーんと私を見つけ出してくれたんだよ。

私ってば、結構な恥ずかしがり屋サンなので(笑)
鳴れないうちは、相手の顔もちゃんと見れない、覚えないヤツなんだけど。
今回の出会いは大切にしていきたいなーと思ったから。
次はどの大会で会えるのか、ちゃんと聞いたんだ!

次回は東京国際女子マラソンだね!
この大会では、まだ知り合いもそんなにいないから。
一緒に出場を目指す人が出来て、うれしいよー。
って、まだ出れるかどうか微妙なんですがね(汗)

その後、いさんが登場したんだよね。
すでに水シャワーを浴びて、レースの疲れもすべて洗い流してしまってて。
すっごく爽やか~な様子してて。

もー、いさんがどれ位のタイムでゴールしたのかすっごく気になって、
聞いてみたら・・・・・・・
あまりの凄すぎるタイムに、私もⅠさんもなんちゅーか絶句しちゃって。
本来なら、「キャー♪すっんごぉーい♪♪♪」などと、はしゃぎまくるとこなのに・・・・
もー、何と言葉を返してたらいいのか、お祝いの言葉も出て来ず。
この華奢で可憐な乙女の偉業に。
ただただ、青ざめる思いでありましたー・・・・・

しかも、本人。
まるでレースを終えて、一日くらいたっちゃいましたーって冷静な感じなんだもーん。


でも、いっぱい努力してきたんだよね!
オメデト~~~~!


ゴールして、早速したかったのは!
ゴール側のお店で、ソフトクリームを食すこと!
んで、サイダーを買って。
ゆっくり表彰式を眺めていた。

賞品が豪華!
本人一人では持ちきれないくらい!


50代の男性の表彰で、知ってる顔!
この間、チャレンジ・レースで挨拶させてもらった○○天狗さん!
 ←伏字にしても意味はない?

私の前を通り過ぎていく時に。
「おめでとうございますー」って言ったら。
はにかんだ笑顔。
スッーと手を差し出してくれて、握手してくれた。

・・・・・こぼれ溢れた気持ち、流れてきた気がした。


その後、○○マネさんにも会えて。
顔は日焼けから防御できてたのに、首がまっかっかになっちゃってて。
応援に夢中になってた一日を、彷彿させていた。

みんな、笑顔だった。


しばらく、ぼーとゴールしてきた人を眺めていた。
ゴールゲートをくぐる人に拍手を送りながら。

いつまでもそうしていたかった。

このゴールゲートを作った人は。
きっと心の中で嬉しくって仕方なかったと思うよ。
きっと、当日のこんな様子をしっかり想像出来てて。
どんなに私たちを幸せにするのか、ちゃんとわかってて。
その通りに私たちは、すっごく幸せにさせてもらったんだ。

記録証をもらいに行くと。
とぉーってもかっこいいアンチャンに声をかけられた♪

最初は人違いじゃないの?と思ったけど。
どうやら、OSJの箱根キャンプの時一緒だったらしい・・・
本当に私って、人の顔を覚えないヤツだなあ。


マラソンではサブスリーランナーで。
今回はサブ10を切れたーと言ってた。
ちなみに去年のハセツネは、13時間台。
トレイルの練習不足が結果に出たとか言ってたなー。
やっぱ箱根は、ロードに強い人向けなんだなー。
あー、名前聞いとくんだったなー。
惜しいことしたなー(笑)
また声かけてくんないかなー♪


少しずつ、ゴールゲートを離れる。

数歩進むと、選手が入ってきて。
手を振って、声援。

そしてまた数歩進むと・・・・・
その繰り返し。

どの人も、知り合いなんかじゃないけど。
どの選手にも、何だかこみ上げるほどの親近感が沸く。


名前も知らない選手の思い出の一部分に。
きっと通りすがりの私がなってる気がする。
私もそうだから。
その人の思い出の彩りになりますように・・・


ゴールゲートに振り向くと。
待っていた子供と抱き合うお母さん選手とかいたり。

スタートで側に並んでた夫婦の奥さん(多分50代)が丁度ゴールしてきたり。
スタート前、ダンナさんに「無理すんなよ」と声をかけてもらってたんだよね。

ゴールを迎えてくれる人、多かったな。

あー、いいね。
幸せだね。
ちょっとこちらまで涙ぐんじゃった。


やっと出口まで上がると。

バッタリッ!!!

何と、目の前にあのえくんちょさんがっ!

しかも大きな荷物を持って、こちらに向かってくる。
えー、もしかして・・・・・・・・


すかさず今度は声をかけた。

えくんちょさんもすぐ気が付いてくれて、少し話をさせてもらった。


体調が悪くなって、箱根峠でリタイアしたと聞いて。
もう、かける言葉もなくって。
下手な励ましの言葉なんかしちゃあだめだと思った。

だって、彼女がここ数ヶ月。
すっごく走りこんでたのはブログでも知ってたし。
箱根にも試走に来ていたのも知ってたし。
ただ、ネタのためだけにレースに参加してたんじゃないこと、
すっごくわかってたから。

誰よりも彼女には完走してほしくって。
密かに、えくんちょオタな私は願っていたのだな。

あー、もっと気の利いた言葉、出てこんもんかね。
無駄に年食ってるだけの自分ーのオバカ☆


「私が山のレースを走りたいと思った時、
 背中を押してくれたのは、えくんちょさんのサイトのおかげだから!」

そんな話をとりとめもなく、一方的に話しすぎちゃったかもしんない・・・・。
本人は、まだ具合が悪いちゅーのに!
まー、いつまでもいつまでも。
ご、ごめんなさーい!


「来年も挑戦するの?」って聞いたら。
「こーなったらするしかないですよね」
そう答えてた。


えらいっ!
こんなに辛い思いをしてきたばかりなのに。
オバサンは瞳の奥に涙が溜まってしょうがなかったよ!


「今日の記事、期待してるからね!」
そう告げて。

「仲間のゴールを見届ける」と彼女はゴール地点へと去って行ったのだ・・・


ずっーと会いたいと思ってた人でした。
箱根の山が縁を作ってくれたんだね。
どうしても伝えたかったから。
「貴方のおかけで、こんなに楽しいお山ランを楽しんでるんだよー」って。


箱根のレースに向けて。
ブログを開設して、JogNoteを始めて。
色んな人に出会えたね。
色んな人に声をかけてもらえたよ。

ずっとこのブログを見てくれてた人には伝わったと思う。
どうしてこんなに苦しいレースを続けていけるのかを。


駅までの短い道中でも。
何度も立ち止まり、選手を応援して。

途中にいたスタッフ一人一人に、
「心に残るレースに参加させて頂いて、ありがとうごさいました」
と、挨拶をして。

本当に駅に着くまでに何分もかかったな(爆)
 ←ゴールと駅はすぐ近く。


プラットホームの最後尾に、5人ほどの人垣があって。
そこから選手が走る姿を確認出来た。

みんなで思いっきり拍手したり、声援をしたりしていた。

選手も手を振り返してくれてた。

電車が到着して、ギリギリまで。
その光景は続いた。

もうすぐ日没。
後何人の選手がゴールに向かっているんだろう。
どうか、一人でも多くの人があのゴールに飛び込めますように。

発車する電車の中で。
遠ざかる、その光景を見ながら。
ああ、箱根が終わっていくんだなあと思った。


いつまでも続くかと思った私の箱根トレイル・レースの旅。


         終了します。


どんどんどんどん山が遠ざかり。
箱根湯本に着く頃には、あー早く帰ってお風呂に入りてぇーと。
すっかり、冷めた私。

ゴール後、裕に1.5リットルは水分を取ったのに。
トイレに行ったのは、7時間くらい前の箱根峠だった。
それでもトイレに行きたい感じがしなくて。
チョーやばやばの脱水症状。

家に帰って体重を計ったら。
1.5kgしか減ってなかった。

家に帰ったら娘が帰ったばかりで。
テレビを見てくつろいでいた。


晩御飯どーしよー。
私は食べたくないしー。
娘にどーするー?と聞いたら。
ラーメン作って!と言われたけど。
ラーメンなく。
肉入り野菜炒めならできるけどーと言ったら。
それでいいーと言われたけど。
疲れてなかなか立ち上がれなくて。
早くー、お腹すいたーと言うから。
頑張って作った・・・・・・・・・・

はっ!!!
何で疲れてる私が我慢して作らにゃならんのだー???

娘のくつろぐ顔を見ながら・・・・・・


耐久レースはまだ終わってなかったのか?!!!!

今更ながらに気が付く母であったっ。

耐久レースは続くよ。何処までも?!

<とりあえず・完?>

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【レース!⑥ 】

神山までの登りは、予想通り、苦しいながらも自分のペースで行けた。

トレイル・レースって不思議だな、って思うのは。
初心者にとって、こんなに苦しいと思える登りでも。
気持ちが負けないで進めるってこと。

きつい登りになればなるほど。
挑戦心が沸き起こる。
どんどん自分を追い込んで行くのを試したくなる。
達成感の頂点は、やっぱ頂上に登り切ったその時なんだよね。


と言っても。
私に出来るのは、「立ち止まらないで進むこと」までなんだけど。
まだまだ伸びしろは、大きいのだ!

はあー、やれやれ。
やっと下りかよー。
さあ、ぼちぼちと行くかねー。
気分は、登っている時より下がりつつある。

それは・・・・・・・・
もー、ここがどんな下りなのか、わかっちゃってるから☆

1月のOSJのキャンプの時。
ただでさえ難しい足場なのに。
深い雪で覆われた、その道を。
恐くて、とうとう足を使って下れなくなって。

尻を使って降りてきた最後尾集団(笑)!

なのに!
尻で降りてるにもかかわらず、何故か尻餅をつきながら?
キャーキャーと阿鼻叫喚の叫びを上げながら降りたという・・・・・・

「神山で起こってる事実は誰にも言うな!」
きっとスタッフは思ったことでしょう!
神山で撮った写真は、全員すべて笑顔・・・・・・・
「笑顔をくださーい」って言われたから、笑顔を作ったのさ!
見たい人は、OSJのサイトを見てみてね!
みんな、ホントに笑ってるから!


あの時で1時間かかったな・・・・・
んじゃ、今日は50分で降りるかな(笑)と、
かるーく思っていたら。
本当に50分かかりました・・・・・・アハッ

半端なくでこぼこの足場。
段差も激しく。
ここですでに、私の腰も死亡状態。
元々腰が悪かったんだけど。
ここ最近、仕事も忙しく。
しかも会社からノルマ制を突きつけられ。
成績が上がらない人は、クビを言い付かってしまい。
病院に行く時間さえも持てなくなったのだな・・・

この時期、本当に仕事関係は追い詰められてて。
人間関係も殺伐としてしまって。
半ば、やけくそ状態で仕事をしていた。

レース前のメンテナンスには人一倍気を使っていたのに。
身体をいたわる時間さえなく。
その分、練習を抑えて身体を休めたものの。
かえってそれが仇になってしまい。
調子を落としてしまっていた。

何だか。
あんなに楽しみにしていたはずのレースなのに。
当日まで、モチベーションが上がりきれず。
何か、レースどころか。
人生自体、どーでもいいやってくらい、気持ちが浮上しなかった。

でも、走ることさえしなくなったら。
それこそドツボにはまる気がして。
ギリギリのところで踏みとどまっていた感じ。


毎週行く山が支えてくれていた。
「いつでも来ればいいよ」
そんな大きな器で、迎えてくれていた。
山が広げる大きな腕の中で。
いつも、自分の深呼吸する音を確認していた気がする。


当日、ここが一番、むっとした暑さを感じた。
硫黄の匂いも立ち込めて。
虫もやたらと目に付いた。
(ここで虫刺されにあった)

とりあえず、ゴールは見えてきた
安心感からか、上手く下れない気持ちからか。
気持ちを切り替えたくて、残りのオニギリを食べた。

ここまでで、補給食はオニギリ2個、パワージェル2個。
暑さからか、十分足りた感じ。

相変わらず段差が腰にきつく感じる。
腰の椎間板が磨り減っていくように。
ガンガン腰にのめりこんで行く。

気が付くと、右足ばかりで着地してた。
おかげで右の腰がかなり痛みが走ってる。

着地する足を変えてみた。
そしたら何だかバランスが悪くて違和感が出る。
もしかして、筋力の差があるのかも?

捻りそうなので、仕方なく今まで通りにいく。

段々走れるところに出る。
走れるようになると、更に痛みが強くなる。

でも、痛いからスピードを抑えるというところではない。

もう、ゴールなんだから!
レースで痛みが出るのなんて、当たり前のこと。
後悔しない走りをする以外にないよ。
瞬時・常にベストの心意気で。
ヘボヘボの私の下りが続きます!


後ろから会話が聞こえる。

「表彰式、間に合うかなー?」
「んー、ギリギリ?」
「見たいよなー」
「頑張ってみる?」
「みるみる♪」


てか。
余裕があるなら、とっとと飛ばせばいいじゃーん。
と、心の中で突っ込みを入れていたら。
あっという間に、このグループは視界から消えていきましたー・・・・・

で?
表彰式って何時から?
もしかして17時?

この時点では、私の17時着はありえない!と思っていましたけどね。

早雲駅着。
経過時間10時間45分だったと思う。
この時点ではいくらなんでも、残り4㎞を15分で走りきるのは不可能・・・
まあ、その時々のベスト・ペースで行くしかない。
そう思ってた。

駅からの誘導で。
右にいくように言われた。
キャンプの時は左に行って、舗装路を駆け抜けたんだよね。

右に進んですぐのその道は・・・・・・
なんと、トレイル!
やっと舗装路に出たと思ったのに、またトレイルかよ!
心の中でぼやきました!
しかも私のお嫌いな石段!
ひーひー言いながら、完全に11時間切りをあきらめて、進みます。

気が付いたら、アレアレ?
いつの間にか舗装路に出てました。


「後3Km頑張ってくださーい!」

すっごい傾斜の下り坂に出ました!

ぶっ飛ばすぞ~~~。
そう思ったのは最初だけ。
上半身が付いて行かず、足だけがあれよあれよと持ってかれちゃう!
ぐぇえええー、腰にくる!!!
こりゃダメだと思い、走り方を変える。


とりあえずストライドを狭く。
ピッチ数を思いっきり増やして!
あん?何かに似ているよ、この走り方。

あー、そーよそーよ!


パタリロのコキブリ走法!!!

超有名な漫画ゆえ、詳しい説明はいりませんね?!
わかんない人は、買って読んでください。
思いっきり、頭も心もほぐれる漫画ですから!(笑)

パタリロな気分で走ると。
面白いように激坂も、スーイスーイ下れちゃうんですよ!


しかも舗装路になると。
舗装路用のスタミナが沸々と復活してきて。
新たな元気が沸いてきたー。
遅すぎるってか?
舗装路だったら、まだまだ10Kmは走れちゃう感じ。
スタミナ、残しすぎだから☆


ホテルの窓から手を振って応援してくれる女性たち。
「ありがとう~~~」と手を振ってるんだけど。
進みすぎちゃって、声が届いたのは数メートル先でしょう!

何人かの先行者を抜いてたらしく。
(自分は進む速度が速すぎて、視界に入らなかったんだど)
ゴール後、「すっごいスピードで走っていきましたねー」と言われました。


下りきると。
スタッフの人が、「後1kmでーす、頑張ってくださーい」と言った。
えー???
坂の上で。後3kmと言われたのに。
何で、もー1kmになるのー???
私、だまされてる?
(スタッフはだましません)

あいやん、うそー、11時間切れちゃうわけー?
どーして15分で4kmも走れちゃうのよー。
頭、少々パニクッてます。


そしたら更に日焼けしたmiyaさんが最後の登場。
もうすぐゴールだよー、11時間切れるよーと言ってくれるが。
うっそだー、ゴールはもっと先じゃね?と、あんまり信じてない私。
でも、何時間でもいっかー。
完走が大事なんだもん。
何枚か写真を撮ってもらっちゃった♪
miyaさん、一日お疲れ様でしたー!
楽しかったね!

手前の、道路を横断する時も。
とてもスムーズな誘導で、選手を通してくれた警備員の服を着たスタッフ。
声援に慣れてないかのように。
ぶっきらぼうに「頑張ってください」という声に誠意を感じて。
明るく陽気に声をかけてくれる、スタッフTシャツを着たスタッフに後押しされながら。
声援の花道をくぐり。


そうして。
彫刻の森美術館への最後の下りに入る。


コーナーを曲がる所にも応援者がいて。
選手の高揚感を高めてくれた。


大きく両手を上げて、声援に応える。

今日は何度こうして手を振ったのだろう。

距離の長さに比例して。
コースの辛さに比例して。
選手のサポートに心を傾けてくれていた人のなんと多いことか。
長い道のりだったけど。
そんな人達と手を振り合えて。
奇跡のような道程だった。

さて。
後は記録ですね。
11時間を本当に切れるんでしょうか。
頭の片隅で、そんなことがチラチラ霞めていたけど。


ほんの数メートルの薄暗いトンネルを通過した途端。
そんなちっぽけな気持ちが一切吹き飛ぶ光景が待ち受けていたのだ。


まるで、音の無い水の中で呼吸を止めて。
水上に思いっきり浮かび上がった瞬間のように。
そこには鮮やかな楽園が存在したのだ!


ゴールゲートに群がる人達。
選手が現れた途端、一斉に声援を送る。
今まで、どんなレースでも経験したことなんか無い景色。群集。
私のためだけに。
私のために。
大きく手を振り、あめでとー!って声をかけてくれている!


きっと。
自分が誕生した瞬間の次くらいの祝福を受けている瞬間なのではないだろうか。

では。
さっきのあのトンネルは母親の胎動をくぐる瞬間だった?

そのくらいの衝撃的なゴールシーンだった。

あの瞬間。
ああ、自分はこの世にこんなにも受け入れてもらっているんだって。
すっごく幸せになったよ。

トンネルを通過して。
すぐ目に飛び込んできた人達を見て。
私は思いっきり両手を広げたんだ。

「ありがとう!」って気持ちいっぱいで。

今までのレースでは。
確かに手を上げてガッツポーズのシーンもあったけど。
あれは自分の努力に対してのパフォーマンスだった気がする。


すごいね。
他の人のゴールシーンを見ても。
やっぱり両手を上げて、笑顔でゴールしている人ばかり。
きっと、普段、笑ってごーるしたことなんかないお父さんも。
きっと笑顔でゴールしているんだよ。

このゴールゲートはすっごく不思議。
本当に誰をも最高の笑顔にしてしまうんだよ。


ゴールした瞬間。
記録がどうとか、頭から抜けちゃったもん。
何時間でもいいよ。
ここに無事たどりつけて。、
みんなに祝福されただけで、すっごく価値があるんだーって。
本当にそう思ったよ。


出来れば、一人でも多くの人に完走してもらいたい。
この経験をしてもらいたい。
すっごくすっごく願ったよ。

ゴールして。
初めて完走の意味を感じたよ。

ーーーーーーー続く。待て、次号!

次回こそ、最後・・・だと思います!

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【レース!⑤ 】

第二関門へ到着。

とりあえず給水所へ。
アミノバリューは製作中で、またまたありつけなかった。
水の方へ並ぶ。
ここもタンクの残量が少なかったが、
何とか1ℓ近く、リザーバーに入れることが出来た。

早雲山入り口でも給水ポイントはあるけど。
ここが最後の給水とする。

給水後、関門を出発する時、ライトをスタッフに見せる。
午後二時を過ぎているからだ。


2分少々で出発。
走り初めに、猛烈な乳酸に襲い掛かられる感覚になる。
だからレース中、立ち止まるのいやなのだー。

ゆっくり走りながらペースを作る。

桃源台に出ると、観光客が声援をくれる。
外国人の方もアイスを食べながら手を振ってくれる。

おかげでまた走り始めることが出来た。


湖尻に到着すると、またまたmiyaさんが現れる!
すっかり日焼けしちゃってる。
一日、楽しんだんだねー。

「遅い~~~」と言われちゃったけど。
私の予定よりもずっと速いのよ!

一人で試走に来た時に比べると1時間半近くもタイムを縮めているんだから!
頑張ってるじゃんか、私~!
ここまで来ると、順調にゴール出来る確信があったので、
まあー、気持ちが朗らか♪朗らか♪

ここで、前日いさんから紹介されたⅠさんの応援を受ける!
「あー、そうよそうよ、この人よ!」と、
さっき湖尻水門手前で会った女性とは、まったく違うことを確認する・・・
あっちゃー。

本当に嬉しそうに、元気に声援を送ってる。
確かにアナタも、レースに参加しているよ!
怪我を治して、今度は一緒に楽しみたいね。

どうかどうか、来年もレースがありますように!

坊ヶ沢入り口で、芦ノ湖を一緒に走ったオニイサンを見かける。
どうやら、ペースがまるで一緒だったらしい。
が、トレイルに入った途端、ペースを上げて突き放されてしまう・・・

私はとりあえず神山に入るまでは、呼吸を整えるため、押さえ気味に進んだ。

いよいよ神山じゃ~☆


上り始めてすぐに。
降りてくる選手がいた。

思わず私は、「大丈夫ですか?」と聞いた。
「大丈夫じゃないです」と、あたりまえな一言が返ってきた。

とっさに何か声をかけなきゃと。
よけいな言葉を言ってしまったと思うんだが。
だって、ここまで来たらもうゴール目前じゃん?
しかもこのペースなら、休みながら進んでも十分制限時間に間に合うんだよ。

だから、ここでリタイアすると言うことは、
何かあったのかな?と思ったしまったんですよ~。
思うよね?


せっかくここまで来たのに・・・

しばらく進むと、芦ノ湖のオニイサンがいた。
足は止まり、肩で呼吸している・・・・・
オーバーペースで進んじゃったのかな・・・・

先を進んで行くと、段々道幅は狭くなってくる。
次第に一列になる。

気がつくと私が5人グループの先頭になってる。
後ろの人達は、抜く気がないらしい。
あー、またまたペーサーだよ。
私の登りはパワーはないけど、とりあえずゆっくり、立ち止まらず、
ほぼイーブンペースで進んでいたと思う。

あー、抜いてほしいなー。
思うものの、誰も列から抜け出そうとはしない。
この時は!
そう、後半で抜く気は満々なんだろうけどね!


私って神山冒険隊の隊長みたい(笑)。
あーそう言えば、川口浩っていたったけなー。
嘉門達夫の歌だっけー。
「ゆけーゆけー川口浩ー♪ゆけーゆけー川口浩ー♪どんとーゆけー♪」
心の中で、ずっとこの歌がリピートされていた。

でも!
本当は!
ここを登る時、私は口ずさみたい歌があったのよ!
ベンジーの「アクセル」よ!
なのに、川口浩だとー???
あ、あ、ありえない・・・・・
でも、楽しいじゃないか・・・・・・


隊長は進みます。
いつか隊員に裏切られる時が来ると分かっていても。
休むこともなく、進んでいきました。


そして。
半分以上登ったところで。
隊員は列を抜き出して旅立っていかれました・・・・・・・
クソ。

隊長を取り残していった最後の一人は。
きっと途中で潰れることでしょう!
そう背中に呟いていたら。

見事5分もたたないうちに、撃沈してうずくまっておられました・・・・
アーメン。

やがて、隊長はその後から来るグループの、新たな隊長として、
またグループを引っ張っていきました。
もちろん、頂上手前で、隊長はまたまた同じ仕打ちに合うのですが・・・・


苦しいけど。

やっぱ、北丹沢耐久レースの姫次の方がきついよなー。
そればかり考えていた。

この時はまだ、姫次登攀は、去年の一度しか経験がなかったけど。
絶対、神山の方がマシだ!

くそー。
あの時は本当に苦しかったよ。
初めての山岳レースだったし。
腰が死ぬかと思ったし、
雨で道が荒れて登れなくなっちゃうし。
あー、また今年もアレに挑戦かよ。
ひぃいいい。
何が楽しゅうて登ってるんだろうね。
苦しいことは、何故にこうも簡単に忘れてしまうのよ。
忘れてはダメ!
あの辛かった日を!


くっそ~~~~~!
姫次めーーーーー。
待ってろよーーーーーー。

・・・・・・・・・って。
今は神山に登ってるんだってば☆


苦しくなると、水を飲みます。
今度はたっぷり補給してあるので、いくら飲んでも大丈夫。
今日はまだ、オニギリ1個と、パワージェル3個しか食べてないので。
ここで食べたいなーと思っていたけど。
食べる気力ナーシ!
お腹が減ってるわけじゃなく、気分転換に食べたかっただけだから、
食べなくても平気なんだけどさー・・・・・・・

がっ!
苦しい時も永遠ではありません。


前方を行く男性がいきなり奇声を発しました。
「ひゃっほ~~~~~~」
「オレ、試走に来たからわかるんだ!」
そう、神山に着いたのでした!


「ここからは下りで~す」

一斉にみな、走り始めた。
がっ!
その勢いは下り始めて数分後に、勢いが消沈する。
簡単には行かせてくれない早雲山の地獄下りがそこに待っていたからだ。


ーーーーーーー続く。待て、次号!

私はこれから走りに行くから、続きはまた!ということで。

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【レース!④】

山伏峠を出発する時、あの乙女たちの声援、生ぬるいコーラは、確かに追い風となって、私の背中を押してくれた。

山伏峠を過ぎると下り、平地となる。

追い風を受けた私は確かに生き返った。

不思議なもんで。

どんなにへばってる気がしても。

トレイル状況が変わると、足は復活を繰り返すのだ。

それを信じられるのも。

引っ張るのも自分の気持ち。

まわりの状況やら声援を燃料にしてね。

もう、私の身体はそれを知っていた。

段々、段々。

疲れた体がよみがえる。

緑のオーラを感じながら。

身体は疲労を抜いていく。

下りになると更にいっそう。

気持ちが出てきた。

前に前にと加速する。

箱根のコースは階段が鬼門(笑)。

奥多摩よりも状態が悪くて、階段が階段の役割を果たしていない。

階段が苦手な私には、トロトロ程度より、更に超々トロトロ程度にしか進めやしない。

でも、いいじゃーん、それでもいいじゃーん。

安全第一で、今はいいのよーと、自分で自分を慰める(泣)。

木漏れ日が差し込む。

ああ、森だ―――

海の平までのこのコース。

何か、好き。

木々の雰囲気が好き。

好きって気持ちが復活してくる。

ちなみに、スタートから金時山までの、あのきつめのコースも何だか気に入っちゃってるって変かな?

だから何度も試走しちゃったのかもしれない。

箱根峠に到着。

舗装路の横断、スタッフの誘導でスムーズに出来た。

とりあえず、トイレに行く。

ここは綺麗だし、数もある。

並ばなくてもいい。

顔も洗いたかったけど、それは我慢。

時間の節約。

舗装路から、旧箱根街道へ。

急な階段を降りて石畳の道へ。

そしていよいよ芦ノ湖湖畔。

箱根峠から、約11kmの湖畔のコース。

さてさて、身体はどう反応するのか?

平地を走れば、スタミナの残量がわかる。

モチベーションの有様が浮かび出る。

トコトコトコ。

自分のペースで走る。

歩かずに行けそう。

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約11kmの道程。

湖畔に入り、歩いてた若い男性二人がいきなり私の後ろに付く。

いいよ、一緒に行こう。

後で私を抜く気かもしれないけど(笑)

しばらくすると白浜に着く。

ここではトイレと給水がある。

ここでは500ccくらいだっけかな?

水をリザーバーに入れる。

最初はリザーバーに入れる必要はないと思ったけど、まあ保険です。

進みます。

男の子達はここでお別れ。

が、別の男性二人が後ろに付きました。

今回は本当によくペーサーにされます。

ここの走り方。

OSJのキャンプでここを走った時から、感じたことがあった。

初めて一人で走った時は、上手く走れなかった。

何故走れなかったのか?

ここを上手く走れない時、決まって気負いが大きかった気がする。

キロ何分で走らないとだめだとか。

ここを走りきる時、それまで力を温存しないといけないとか。

何だか方法論に縛られていたような。

でも、OSJのキャンプの時は本当に気持ちよく。

キロ6分半から走り始めて、最後はキロ5分近くまでビルドアップ出来たんだな。

上り坂も全部走りきって。

でも、気持ち良さとはタイムがどうということではないんだ。

あの時私は。

気負いもなく。

たいして走れもしなかった劣等感もなく。

(あのキャンプ時、私は本当に遅くって、常に列の最後尾争いをしてた・笑)

ただ、素直に。

トレイルと呼吸を合わせるかのように、走ってたんだ。

どうしたらいいのかではなくて。

気持ち、身体の思うように。

上り坂も含めて、すべて走りきらないといけないといけない、

そんなこだわりもなかった。

ただ、ただ。トレイルの呼吸を感じていたかった。

でも、その後、一人でここを走った時。

やっぱり気負いがありすぎて。

撃沈の走りになってしまったのだ。

だけど。

今レースでここを走り始めた時。

私の中には、あらゆる哲学はそこには存在してなくて。

何も考えず。

頭なんか使わずに。

トレイルに向かって、無垢に進んでいった。

淡々としていた。

気持ちもこのコースと同じで。

ただ淡々としていたのだ。

何も考えてはいなかった。

苦しさもなかった。

愚痴めいた、ブルーな心にも占領されてなかった。

走るほどに、足が平地を慣れ。

疲れが抜けてきたような気がした。

でも、上りは走りきれなかった。

早歩きに変えたら、、走るための筋肉が休みをもらえて更に足が復活する。

それでいい。

それでいいよ。

足がそうしたいんなら、それが今の私のベスト。

真っ白な感覚。

時折、湖畔のさざ波。

気持ちに優しい。

耳が貝殻。

まるで海の音のように。

それを懐かしむ。

私のルーツは何だったのだろう?

ふと、隙間を縫うように想像。

あっ。

細い細い、くもの糸のような風が吹き抜けた。

湖の贈り物。

青い、5月の緑の匂い!

ふいに横を男性選手が通り抜ける。

「いいペースですね」

私の後ろにいた人だ。

多分、ペーサーを代わってくれたのだろう。

一定の距離を保って、一緒に第2関門に向かう。

「湖尻水門までは後何分ですか?」

後ろの男性が声をかけてきた。

「もうすぐ見えますよ。それが見えたら第2関門はすぐそこです」

そう言ったのに。

この男性は、ここでペースを下げてしまった。

本当にすぐそこなんだけどな。

段々、気持ちよくなってきた。

足がもっともっと訴える。

湖畔を走りたいと訴える。

でもね。

深良水門に来ちゃった。

ここまで来ると関門はすぐ。

応援も一気に増える。

ここから第2関門までは颯爽と走る!

応援者に思いっ切り手を振る!

いつもの自分に戻った気がした。

あっ、あの人は。

昨日、いさんに紹介された女性?

思い切って声をかける。

「昨日は、どーもー♪」

「あっ、あー、頑張ってー」

と、声をかけてくれたけど。

当の本人は、湖尻にいて。

私は思いっ切り人間違いをしていたんだな(汗)

あやや。

相変わらず、人の顔を覚えてないやつ・・・

湖尻水門に到着すると。

関門は本当にすぐ!だった。

階段数段を登ってすぐ。

芦ノ湖キャンプ村。

8時間13分15秒     通過順位  305位

区間タイム   3時間23分42秒   228位

不思議なことに、平地を走り続けて。

スタミナが復活。

意欲も復活。

待ってろよ~、神山~。

 

ーーーーーーー続く。待て、次号!

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【レース!③】

第一関門、4時間49分33秒。411位。

予想タイムは5時間だった。

先週の試走では5時間17分。

2007_0527hakone20074200015

ここまでの区間では。

あの、阿弥陀寺以降の渋滞は後半ベースアップのための貯金になったはず。

なのに、その直後のベース・アップ。

あれは貯金なのか、借金なのか。

普段の自分を越えるペースだった。

それでもさすがに渋滞のせいか、スタート位置のせいか。

思ったよりも順位は下だと思った。

それとも周りがオーバー・ペースなのか?

第2関門では228位、第3関門では205位だった。

2007_0527hakone20074200012 2007_0527hakone20074200013

第一関門の芦ノ湖展望公園では給水を受けることが出来る。

第一回の大会のわりに、とても運営がしっかりしている印象のレースだったのだが。

この給水ポイントだけは、まいったね。

環境に配慮して、紙コップを使わないということだから。

てっきりハセツネみたいに、ドーンとペットボトルが並んでて、カップが用意してあってというのかな?と思っていたんだが。

栓をひねって水等を入れる入れ物があって。

ひしゃくを持ったスタッフがそこにいた。

どうやって水をもらえばいいのか一瞬迷った。

アミノバリューは人が群がっていたので、水の方に並んだ。

2番目。

本当はここでコップ一杯分を飲んで、残りをリザバーに入れて・・・とか思っていたんだけど。

どれだけもらっていいのか、後ろには人が並んでいるし。

しかも、その容器の中の水は十分に入っている感じではなかった。

途中で切れたら、また他の列に並ばなくてはならないの?

少し神経質な私は、ここでゆっくり給水をもらう余裕がなかった。

ひしゃく1杯を差し出され。

今から思えば、スタッフの人は、「このまま飲んでいいよ」というつもりで差し出してくれたのかも。

でも、ひしゃくを直接口にしてしまっては、後の人に汚い!とか思わせちゃう気がして。

それを口にしていいという発想がなかった。

飲んでけば良かったよー。

ひしゃくの意味がよくわからなくって。

それを使って頭から水をかぶっている人を見て。

そうやって使うものかー、と。

ミョーに納得していた。

水を結構入れた気がした。

でも、そこで足した量は400cc弱。

持って行ったのは1ℓで、スタートから第一関門までの消費量は700cc。

700ccで、次の給水ポイントまで行くこととなる。

給水ポイントでは1ℓになるように水を足すことにしていた。

少し少なめだけど、まあいいやー。

途中で山伏峠もあるし。

なるべく軽量で行くつもりでいたし。

ここの所要時間、3分。

身体が冷えないうちに、とっとと出発。

2007_0527hakone20074200014

湖尻峠は芦ノ湖スカイラインと交差するポイント。

舗装路を渡ってトレイルに入る。

たくさんのスタッフがいて。

誘導や応援をしてくれる。

大きく手を振る。

微笑むスタッフ、応援の人達。

とてもとても誇らしい気持ちになる。

そして、今日始めての補給食。

とりあえず、ジェルを一気に二口。

胃を慣らしてから、お握りを食べる。

でも、胃に入らない。

元々今日はまったくお腹が空かないのだ。

でも、今食べておかないと、山伏峠からは下り、平地と走り続けなければならず。

食べる機会を失ってしまう。

無理に口にした。

1個食べるのに、1時間くらいかかった。

防火帯を過ぎると、雑木林のような区間になる。

もっとほっとしてもいいところなのに。

いよいよ身体はきつさを増した。

生理痛のためかお腹が差し込むように痛い。

鎮痛剤を飲むことも考えたが、胃を荒らすことも考えられた。

お腹の痛みなら我慢できても、胃がだめになったらそこでレースは終わりになってしまう。

お腹の鈍痛は、足の付け根にだるさを呼び、やがてお尻からハムストまで、力が抜けてくるような感覚を誘った。

疾走区間に入ると、その痛みが如実に襲ってくる。

お尻が冷たい。

汗が冷えてよりいっそう、冷たい。

まるで氷の上に座っているかのようだ。

何度も何度も心の中で悪態をつく。

「二度と山のレースなんかに出たいなんか思わないから!

この後キタタンだと~~~、ありえない、絶対にありえない!」

それでも心は折れてはいなかった。

平地のスピードは落とさざるをえなかったけど、登りのリズムは落ちてはいない。

足は止まっていない。

歩く速さも悪くない。

まだまだ余力はある。

身体は前を目指している。

負けてなんかいない。

体調が悪い時は悪い時なりの。

そのペースを維持しているはずだ。

ポテンシャルは落ちてなんかなーーーーーい!

山伏峠はもうすぐだ。

距離感はある。

山伏峠に着いたらコーラを飲むんだ。

身体をリフレッシュさせて。

いよいよ後半へのスパート。

イメージさせて。

暗示をかけて。

今の苦しさは、今だけのものだから。

ほら着くよ。

この道を抜けたら・・・・・・・・・・・

ああ、やっと着いたよ。山伏峠!

ワンチャン、ヤギクン、ニワトリサンがお出迎え。

2007_0527hakone20074200016_1 2007_0527hakone20074200017_1 

芦ノ湖が本当に素晴らしく見渡せるところ。

茶店もトイレもある。

待ちに待った自販機のコーラ!

350cc、150円。

待望のコーラは、ぬるかった・・・・・・・・

でも、炭酸がしっかり効いた。

半分飲んだだけで、胃が膨れてしまった。

半分でもうれしい。

身体が喜んだ。

爽やかな風が吹き抜けた。

後半戦、いくよ。

ロスタイム2分。

十分な気分転換になった。

トレイルに入る途中、麗しい乙女たちに声援を受ける。

日焼けも気にしないで、熱心な応援。

一体今日は何人の人から声援を受けたのだろう。

他のトレイル・レースではあまり見られないことだ。

たったふたりの乙女の花道をくぐり抜け。

足に力がよみがえる。

気持ちが溢れる。

何度も辛くなっても、何度でも復活する。

それが耐久レース。

第一関門から山伏峠まで。

初めてコースタイムの短縮率がを55%を越えた。

でも、一番頑張った区間。

辛くっても足を止めなかった。

さあ、行くよ!

ーーーーーーー続く。待て、次号!

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【レース!②】

ちょいと細くて、身体をえいやっと持ち上げて登らなくてはいけない箇所有り。

もしかしてここが渋滞の原因?

ここを過ぎると急に列はスピードを増す。

前の女性が遅れだした。

道が狭くて抜けそうで抜けない。

抜いてみた。

その先を見たら、列はかなり前方まで進んでいた。

いきなりペースが変わった。

とりあえず前に追いつこうと思う。

が、やばいくらいのペースでこのまま行ったらオーバーペース?

一瞬ためらった。

が、ためらう暇はなかった。

ためらった瞬間、後続に次々と抜かされるかもしれないからだ。

塔の峰まではあと少し。

その先を過ぎれば下りでもっとスピードは上がるだろう。

そして舗装路に出れば道幅もあるから自分のペースに持ち込めるかもしれない。

とりあえず様子見かな。

2007_0420hakone20074200027_2 2007_0420hakone20074200028_2

2007_0420hakone20074200029_2

ここに給水ポイント有り。

寄ってる人もいたけど、まだまだいらないかー。

本当は使いやすい給水ポイントだったら寄ってみたいなーと思ったが・・・・

携帯の水分は1リットルだからねー。

第一関門までは十分足りると思っていたけど。

何だか使いづらい感じがして寄らないで行く。

舗装路に出た所で見た顔が~。

JogNoteのmiyaさんだー。

涼しい顔して、「遅いー」と声をかけてきた。

足を故障しているはずなのにひょこひょこ走ってるから、てっきりこのまま走って行くのかなーと思っちゃった。

miyaさんの話し方はどことなく飄々としてるもんだから、元々なかった緊張感が更になくなる・・・・・・・・

今日は応援部隊で張りきる様子。

がんばってくれ~。

階段を登っていよいよ急登が始まる。

よっしゃー登るで~。

やっぱりペースが上がったままだ。

落とそうとも思ったが、落とし時期をはずした感じ。

でも、登りなら大丈夫。

そんな気がした。

あちこちにスタッフがいてくれる。

「ありがとーございまーす」

声をかけるのも楽しみの一つ。

2007_0527hakone20074200007

2007_0527hakone20074200008

とっても気になったことがある。

この人!

足元、見えますでしょうか?

なんと地下足袋なんですよ!

足裏、痛くないんでしょうかね。

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次々とポイントを超えて行き・・・・・

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明神ヶ岳~到着。

驚いたことに、ここまでで先週の試走のタイムを3分しのいでしまってた。

あの渋滞があったのに!

やばいかなーと思うものの。

やっぱこのまま行くよ~。

景色は快晴だけど、先週の方が霞んでなくてもっとクリアだった。

先週来れてラッキーだったな。

そういえば、暑さはあんまり記憶に残っていないかも。

前半はペースが速いせいで汗かいたなあと思うものの、気になる暑さではなかった気がするのは、何度かにわたって山ランをして、暑さ慣れしていたせいかも。

4月のかすみがうらマラソンで、20℃以下の天候なのに、暑い暑いと唸っていた自分が嘘の様。

火打石岳も気持ち良く疾走。

矢倉沢峠で予定通りにトイレに寄る。

2007_0520hakone20074200016_1

目立たないせいか、汚いせいか?

誰も使ってない。

列に並ぶのが嫌いな私、金時山よりやっぱこっちだね。

1分42秒。

よしよしロス・タイムは少なめに。

たくさんのスタッフに見守られながら、目指すは金時山でーい。

が。

さすがに前半の追い上げで大腿部に疲労がビシバシ。

金時登りでペースを落とすべきか?と思うものの。

後半の湖畔の平坦部、神山からの下りでのペースの落ち込みを考えたら、登りが多い前半で頑張った方がいいのでは?とそのまま行くとする。

心配されたハイカーとのすれ違いも、ハイカーの人達の好意で大いに道を譲ってもらうこととなる。

「申し訳有りませーん」と言うと、「いいからいいから、がんばってね」と、どの人も惜しみない声援をしてくれてる。

いつもなら10人以上の団体さんがいるはずなのに、この日はまったく見かけることがなかった。

もしかしたらレースがあるから遠慮してくれたんだろうか?

そこまでこのレースは周囲に浸透しているんだろうか。

地元のスタッフのおかげなんだろうな。

ありがたいことだ。

もー、うれしくってうれしくって。

後先考えずにビシバシ行っちゃった。

第一関門まで。

ほぼコースタイムの50%を切っていた。

2007_0527hakone20074200010

満員御礼の金時山。

コーラやスポドリ、サイダーが美味しそうに売られている。

饅頭とかも売っていたとか。

気合い入りまくりの売り子さんたち。

が、残念ながら何もしないでここはスルー。

かすかに富士山が見える。

下りでもハイカーの人に道を譲ってもらう。

拙い下りだけど、ハイカーの人達から見えると、「フォーーー」な走りに見えるらしい。

あははは。

ここ、ちょっと面白い。

自分じゃあ頑張ってるつもりでも、登りも下りもやっぱよく追い抜かれるなあ。

でも、ひたすらマイ・ペース。

自分的にはいい感じでいけてる気がした。

丸岳の手前、少々体調が下り坂になる。

生理2日目で、いよいよ腹に来たという感じ。

足の付け根がだるい。

力が入らなくなる気がする。

でも、痛いという以外、ペースは保ててる。

痛さは我慢さえ出来れば、いつかは過ぎ去る、こともある。

それが耐久レースというものだ。

信じてた。

完走だけは死守。

こんなのは自分の限界なんかじゃない。

それでも丸岳手前で若干ペースが落ちた。

でもいい。

そこを過ぎれば、疾走区間。

とにかく頂上まで我慢しよう。

2007_0527hakone20074200011

そうして着いた所に、またmiyaさん登場。

いや~、楽しんでるな~。

コーラをくれると言ってくれたけど。

それは山伏峠の楽しみに取っておきたいからにゃーと断っちゃった。。。

もったいないことを~。

でも、この時の私はひたすら山伏峠を目指していたのだ。

そこまで行けばコースの流れががらっと変わる。

下り、平坦そして第2関門。

そして神山。

ゴールへの流れがすっきり見えてくるのだ。

第1関門はただの通過地点だと思ってた。

その後がまだまだ辛いのだ。

コースの流れを知っているというのは強みだな。

改めて思った。

だから、今のこの辛さが永遠に続くなんて思わなくてもすんだんだ。

第一関門まで。

直射日光を浴びまくる区間。

少々息が上がってきた。

走りながら、2週間前にチャレンジ・レースで128kmを走破した人達のことを考えた。

このペースで、いやもっと速いペースで走り抜けたんだよなあ・・・

例え半分の距離だって今の私には無理なんじゃないだろうか?

このレース、一番の苦しい区間だった。

この苦しさは山伏峠まで続く。

ーーーーーーー続く。待て、次号!

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【レース!①】

朝一番にしたことは。

昨日買っておいた朝食を食べること。

スタート2時間前までには食べておきたかった。

野菜生活(野菜ジュース)・バナナ・グリルチキンスパゲッティ(セブンイレブン)・お新香(なす・きゅうり・かぶ)←Naローディング

水を湯のみ一杯・麦茶200ccくらい。

水分は、全部で500ccは飲むと決めていた。

カーボ・ローディングは前日までに行うのが有効で、当日の朝食はたんぱく質や脂肪を取った方が消化を遅らせ、お腹の減りを遅らせると聞いていたので、今回も実践。

このやり方は練習の時から行っていたので、不安はなかった。

実際、第一関門に到着が4時間49分だったけど、まったくお腹が空いたということはなかった。

もちろん、練習の時から第一関門まで補給食を取らない習慣をつけていたのだが。

食事をしながら、膝と足首にテーピングを施す。

足はどこも不安はなかったけど、予防のため。

その後、ワセリンをたっぷり、足の指と擦れを起こしそうなとこに塗り塗り。

ハイドレーションに水道水を注ぎ、パック完了。

でもここで問題がっ!

出てほしいものがどーしても出ないんであーる。

私の元気な腸が、レースが終わるまでおとなしくしていてくれるとは思えないので、しょうがなく浣腸を取り出し・・・・・・・・・・・

ふぅーーーーーー。

準備が終わるまでに思ったより時間がかかってしまい、すでに5時を過ぎてしまった!

いさーん、ごめんよー、私のろすぎました!

最後にピアスをして。

「これで大丈夫」

一個ずつ準備を終えて、この言葉を呟く。

大丈夫、大丈夫。

そしてやっと出発。

荷物預かりの締め切りギリギリに到着となってしまいました・・・

それでもまだまだのーんびりしている人達がゾロゾロ。

そこにトイレもあり、済ましとく。

そ・し・た・ら!

な・ん・と!

昨日に引き続き、山の女神がそこに!

○くんちょさんだーーーーー♪

でも、スタート前で慌しいので見守るだけね。

うーん、本日の衣装もラブリー♪♪♪

そしてスタート地点へ。

荷物預かりとスタート地点が離れててるのに、座り込んでて動こうとしない人達は大丈夫なのか?

色んな人達の装備を見ても本当に様々。

小さなウエストポーチしか付けてない人とかいるんですけど!

すっごい実力者?

それとも・・・・・・・・・

2007_0420hakone20074200023_3 2007_0420hakone20074200024_3

以前撮った、スタート地点です。

スタート地点に着いて、いさんとは別々になる。

いさんはすっごい記録に挑戦するので前に行ってもらう。

がんばれー、いさーん!

まー、私は完走狙いだしねー。

そこで靴紐を丁寧にし直す。

そしたらそこに愛らしい声がさえずり始める。

後ろを確認するとそこには・・・・・・・

さっき見かけた山の女神がそこにいるではないかーーーー!

○くんちょさん、そして噂の○ラダイス企画の社員の人達!

 ←○くんちょさんのサイトを知らない人にはわからないネタですね。

ぬぉおぉぉぉぉぉぉぉ。

心の中で雄叫び100回!!

今回無茶苦茶縁があるんじゃない?

根暗なミーハー女の私は思いっきり心の中でサンバ状態。

ビバっ!は・こ・ね♪

このために私は参加したのよ♪

すでに参加目的が何センチにも渡ってずれまくり状態。

しかも、レース最後にすっごい〆まで、神様は用意してくれてたのだけど。

それはずーーーーっと後に書くねん♪

○ラダイス企画の会話を耳ダンボ状態にして聞き入るワタクシ。

すでにレースの緊張感はなし。

てか、今回は緊張感がそもそもなかったんだけどね。

人生色々ありすぎて・・・

心がちょいと磨り減った状態。

2007_0527hakone20074200004

まだ早朝なのに応援してくれる人、スタッフが一杯。

何だかほんわかした気分。

ほんわかした気分のまま、スッターーーーートッ!!!!!!!

イカシタ洋曲にのっていざ山へ~~~~~~~

お洒落で陽気で明るいスタートだった。

眠そうな顔なんかしないで、本当に楽しそうにスタッフがたくさん。

私たちを見送ってくれる。

ここで涙がポロッ。

出場できる喜び以上に、ここまで準備に費やしてくれた役員の人達の苦労を思うと何だか涙が止まらなかった。

大切に走ろう。

それだけ思った。

2007_0527hakone20074200005 2007_0527hakone20074200006

必死に写真を撮ろうとするが、この有様でしたー。

とにかく道幅に対して、人が多すぎ。

がっ!

北丹沢とかハセツネとかだったら、スタートから登山口までちょいと距離があるから多少はバラけるんだけど。

ここは阿弥陀時まで距離が短すぎで、しかも急勾配。

走りきれなーい人達が歩き出すから、もー混雑は更に!

いや、私も走りきれないんだが。

2007_0420hakone20074200026_2

阿弥陀寺が見え、ダッシュで登山口に行ってみて絶句。

・・・・・・・びくとも動かない集団が!

あー、これが渋滞ってヤツね。

運良く、去年のハセツネでは渋滞にはまらなかったから、これ見て。

「あー、噂の渋滞ってヤツね」って呑気に構えてたら傍にいたあんちやんが「ハセツネの時はこの状態が3時間だったからねー」と不吉なことをのたまったる・・・・・・・

でも、なるようになるっしょーと、お約束を体験できたことを物珍しく眺めていたのだー。

ホント、呑気だねー。

でも、渋滞自体にいらいらすることはなかった。

むしろ、こんな状態でも行儀良く整列している選手たちに感動してしまった。

こんな時一番いらいらするのは、鬱憤を口にする人とか、マナー違反をする人に遭遇しちゃうことだ。

キタタンではマナー違反をして、トレイルをはずす人を多く見ていたから、今回のこの様子はむしろ心地よかった。

阿弥陀寺が近くにあったせいだろうか。

レース中とは思えない静寂さがそこにはあった。

身体はすっかり冷えていたけど、こんな瞬間、トレイル好きな人達と時間を共有できることも楽しかった。

先週の楽しかったヒトリ・トレイル・ランを思い出した。

今はたくさんの人がいるのにここは凛とした静寂さを漂わせている。

呼吸を合わせた。

木々の呼吸を感じていた。

もしかしたらこんな時は、本日最後だろう。

ふいに乙女の声が後ろでする。

「ザックが開いてますよー」

げっ!ヤバヤバ!

「ありがとうございまーす」

後ろを振り向いた。

びっくりした。

そこにいたのは、ハセツネ関連のブログを穴が開くほど拝見させてもらっていた小○さんだったからっ!

 ←山走り屋にはおなじみですよね~

もう、興奮して一気に話し掛けてしまった!

だって2週間前。

チャレンジ・レース(128km)の感動のゴールシーン、私は見に行ってたのだから。

爽やかに元気にゴールした小○さんの姿は衝撃的な感動だった。

もうもう、憧れのアイドルに遭遇したかのようにべらべらとしゃべっちゃったよー。

相手の都合も聞かずに・・・・・・・・

オバサンだね☆

○くんちょさんといい、小○さんといい、私の今回のスタートはつきまくってる!

一気に開運しちゃった気分。

茜色の高揚感を煌々として。

その時。

列は動き始めた!

立ち止まってから14分後だった。

ただし、まだまだ牛歩。

一歩どころか半歩ずつの歩みだった。

スタートして30分がたとうとしていた。

ーーーーーーー続く。待て、次号!

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【OSJのリザルト】

OSJのHPに正式のリザルトが発表になったようです。

以下が私の記録です。

総合記録 10:58:16 第1区間4:49:33 順位411 第2区間3:23:42 順位228 スプリット8:13:15 通過306 第3区間2:45:01 順位205

総合では264位、年代別では6位だったんだけど。

これを見たら、総合順位に入った人は、年代別からはずされてて。

なーんと、ワタクシ4位になっていました。

表彰は3位までだったんで、何だかすんごく頑張っちゃったんだなーと、今更ながらにじわじわーと感じてしまった。

レースの詳細記事は来週からまた、ぼちぼち書きまーす。

今週は慌しかったのン。。。。。。

筋肉痛はまったく!なかったんだけど、腰痛がかなりヤバヤバ。

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【レース前日】

前泊しなければならないレースは疲れるー。

家を空けるとなると部屋の片付けとか娘のご飯とか、

考えること、やることが多すぎ!

本当は午前中から箱根に行って。

気になる美術館とかお土産屋とか回ってゆっくりするつもりだったのにー。

一切余裕なし!

家事をやるだけで昼近くになってしまう。

それから出かけ、デパ地下でロマンスカーで食べるお弁当とか色々買い込んで。

やっとこさ出発。

朝ごはんを食べる余裕もない午前中でした。

くたくたになりながら箱根湯本到着。

あっっぅーーーーーい!

何これ、この暑さ!

くらくらしながら、とりあえずコンビニ探索へ。

受付会場へ行く前におにぎりの調達だけはしとかないと。

午後2時でしたが、まだたくさん陳列しておりました。

それから送迎バスに乗って、宿泊先へ。

途中にコンビニもあった。

ビジネスホテルと聞いていたけど、昔泊まった修学旅行の旅館の風情。

何だか懐かしい感じ。

残念だが、冷蔵庫はない。

私たちの部屋の名前は「乙女」。

乙女峠の乙女なのかな?

いやん、私たちに相応しすぎるぅぅぅ(笑)。

隣の部屋は「早雲」。

やっぱり明日のレースに出場する人達みたい。

話し声が聞こえる。

試走に行った時の話だ。

靴箱を見ると、トレラン・シューズが結構置いてある。

やっと身軽になって受け付け会場にレッツ・ゴー♪

レトロな登山電車に揺られながら移動。

すぐに着きそうなのになかな到着しない。

膝をかくかくうとうとさせながら、やっとこさ会場へ。

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えー、こっちはなんかさぶい。

会場で、同じ部屋に宿泊するいさんと待ち合わせ。

おー、髪を切って更にかわいらしくなってるじゃないかー。

相変わらず、細くて華奢~。

いさんのお知り合いを次々と紹介してもらう。

すいません。

お名前、まったく頭に入ってません。。。

え○○さんでしたっけ?

いさんにここのブログを教えてくれた方。

私たちを引き合わせてくれて、ありがとーございます♪

おかげで楽しい箱根旅行となりました。

これも縁なんでしょうねー!

会場の設営も雰囲気も何だか、今までに参加してきた大会とは異なっていたなあ。

なんかお洒落で若々しくて明るい。

その場にいるだけで、うっとり。。。。

会場が彫刻の森美術館というのもいいね。

スポーツイベントの雰囲気じゃないみたい。

でも、何だか寒くなってくるし。

素泊まりの私たちは晩御飯を外食しなくちゃならないし。

箱根湯本のお店は大抵6時には閉まっちゃうから、

パーティーの食べ物が出てきて、さっさと一皿分食べて、

会場を後にする。

と、その時。

ピンクのオーラを発している乙女の後姿を発見!

あ、あれはまさしく!

○くんちょさんではないかっ! ←バレバレ?

山岳レースの妖精!

私をこの世界に導いてくれた天使!

ご挨拶だけでもと、オバサン根性でずーずーしく話しかけちゃった♪

話し声もかわゆーーーーーい♪

明日のレースの開運を授けられた気がしました!

ずっーーーーと会いたいナーと心に秘めていたのが、

やっとこさかなっちゃった。

箱根に着て良かった。。。。。。。。

早い時間に出たと思ったけど。

電車はすでに満員。

よれよれになって箱根湯本に戻る。

そしてとりあえず開いてるお店に入り、ぞば定食を食す。

やっとこさホテルにご帰還。

明日の準備をする。

9時過ぎには布団に入る。

豆球一つにして、二人で乙女な会話に花が咲く。

嫁と姑とか、子供の話とか?

全然乙女じゃありませんでした。。。。。。

でも、話をしながらいさんの人柄に触れて。

明るく前向きなとこ、人を大切にするとこ。

そんなとこが自分を厳しく強くしているんだなあと感じたよ。

人が何かを成し遂げる時、その発露となる心。

心の芯を支える強さ。

うーん、彼女にはまだまだもっと影響されたいなーと思う。

そして就寝。

・・・・・したと思ったら友達からメール。

「とにかく、やてまえ~」だって。

ぐひひひ、やるに決まってんじゃん!

次の日、朝3時に返事を送る。

チュンチュンチューーーーン。

鳥のさえずり。

箱根は快晴だよー。

さて、これから長い一日が始まるのだっ!!!

ーーーーーーー続く。待て、次号!

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【装備・準備】

【当日の装備】

Bag

※ザック   ランナーズ・マラニックパックプラス

サイズ 縦38×横20×厚み4cm
容量 5リットル
重量

約340g

5リットルのザックがほしかった。

最初はグレゴリーのスティミュラスが欲しかったけど、

こっちの方が容量が同じで、重量も軽く、しかも値段が半額以下!ということで、即ご購入~。

が、結構安っぽい作り。。。

あちこちほつれました。

改造も少々。

値段相応な商品って感じ。

でも、使い心地はまあまあかな。

【ライト】

ペツルのMio-XP

スーパーファイァー

【防寒着&雨具】

モンベルのULジャケット

【靴】

montrailのハイライン

残念ながら、これ以外に足に合うのはございません。

【ウエア】

暑さ対策のため、半袖、短パンにした。

山で短パンは初めてだけど、暑さ対策が優先かなと。

でも、やっぱ、薮とか虫とかに足、かぶれました。

3日たったもまだ激しく痒い。

半袖バイクジャージ ・・・ポケットが幾つもあって便利。デジカメと生理用品をジッパー付きのビニール袋に入れてた。

短パン ・・・ポケットがあって便利。方っぽにゴミ袋、もう方っぽに食べかけのお握りとかを入れておけた。

靴下 ・・・色んなのを試したけど、近所のスーパーで売ってた子供用のスポーツ用ソックス・17cm・380円のがトレラン靴にピッタシカンカン。普通の23.5cmとかでは大きすぎてマメや靴擦れを作ってしまう。

帽子 ・・・いつも使っているやつ。

【食料・水】

今回はとにかく走り続けるトレイル・ランがテーマなので、軽量化を徹底。

余分なものは水分も食料も持たないようにした。

総重量は2.5~3kgちょいかな?

軽量化をするには水の量が一番影響するので、

試走の段階で何時間でどのくらい、

何キロでどのくらい、どの位置でどのくらいと、

地図とデーターを見ながら検討していた。

茶屋、自販機もあるし。

この点は今までのレースにはない特徴だったね。

スタート時には1ℓ。

アミノバイタル・クエン酸入り。

※水分補給    レース中の総消費量 2.9ℓ 

エイドでの水分補給は入れすぎないように、常に1ℓ以下の量になるようにした。

エイドでスポドリも補給したかったけど混んでたので、水ばかりを補給した。

※食料

持っていたもの ・・・おにぎり・コンビニのもの 2個、パワージェル4個分を容器に、後2個はザックに。

乾燥梅、SoyJoy2個、パワーバー1個、和菓子1個。

結局食べたもの →おにぎり2個、パワージェル3個、梅2個

胃がお疲れで食欲ナッシングだったけど、

普段からそんなに補給食を取る方でもないので、

この位が丁度良かったかも。

固形食はやっぱレースには不向きだなー。

でも、おにぎりないとすっごく不安。

無理やり食べました。

【その他】

バンダナ ・・・汗拭き・怪我の時とかに使うため。

ザックにくくりつけてた。

日焼け止め ・・・化粧パフに染込ませて、ビニール袋に入れてた。

途中塗りなおそうと思ったが、その気力なし。

塗りなおしなんかしないとわかっていたのに、

持って行ってしまう乙女心(笑)

テッシュ・生理用品 ( 生理二日目!ガチョーン )

デジカメ

【テーピンク゜】

故障・怪我の予防のため ・・・膝に「ひざかんたん」、捻挫予防に「あしくびかんたん」とくるぶしを通過するテープを後2本貼る。

これで下りもバリバリ走るぞー・・・・・・という思いと現実は裏腹でしたー(笑)

テープを貼った後に、ワセリンをたっぷり塗り塗り。

最近、靴擦れも爪への負担も減ってきた~。

黒爪にはならなくてラッキー♪

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【エトセトラ編】

ここで、OSJハコネ50Kのリザルト、

しかも各区間のスプリット・タイムが入ったもの見られます。

当日会えなかった知り合いの結果がわかってほっーーー♪

でも、ひとり。

完走できなかった人がいて。

しかも第2関門を30分以上の余裕で通過してて。

その後の記録がありません。

彼女は何処まで辿り着いたのでしょうか。

神山まで登ったんでしょうね。

ファイトの塊のような女性でしたから。

4月にウルトラ・マラソンを完走したと聞きました。

真っ暗な神山を突き進んでいたのでしょうか。

あきらめないで進んだのでしょうね。

途中、間に合わないとわかってても進むしかないんですもの。

楽しかったと言えるのは、終わったから言える事であって。

その最中の肉体的な苦しさは、

簡単には忘れられるもんではないです。

この記録の一覧を見ながら。

みんなとと共に過ごしたあの時間がフラッシュ・バックしてくるようです。

ゴールしても涙なんか流れなかったのに。

こうして一人一人の名前と記録を眺めていると、

涙が出てきます。

一途な私たちの一日でした。

たくさんの人の手によって作られたお祭りでした。

山はただじっと見つめていてくれました。

いや、あれこれ山も思うことあり!だったのでしょう。

暑い熱い、初夏の一日でした。

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【エピローグ】

レースの準備は半年前から。

まずはコースの下見に行った。

今の自分に必要ななモノは?足りないものは?

身体で感じて。

気持ちで感じて。

レースのシュミレーションをしてみた。

あの時感じた自分の感覚は本当だった。

課題はわかっていた。

その通りに練習の計画を立てていった。

実行していった。

一番足りないのはRUNの部分。

ゆっくり走ることばかりをしてきたので、ただのJogさえも一人では遅いこと遅いこと。

その癖は、トレイルでも良い影響は与えてはこなかった。

山を走れば走るほど。

山が楽しいと思えば思うほど。

走るスピードは遅くなり。

追い込むことはしなくなった。

特に、高尾山を走らず、奥多摩に入れ込むほどに。

その傾向は顕著だった。

箱根に行き。

一通り走ってみて。

その漠然とした苦しさに若干の不安を感じた。

RUNが苦手な人間には、このレースは走破出来ないんじゃないか?

だから一からRUNと向き合っていこうと思った。

LSDからやり直してみた。

走行距離にこだわった。

距離じゃないと言う人もいると思うけど。

やれることから始めないと。

先は見えない。

次のステップは踏めない。

徹底的に足作りにこだわった。

春のフルマラソンで記録更新を狙うために。

そしてその先には、箱根トレイルレース。

夢を見る。

獣になって、山々を駆け巡る。

頭を真っ白にさせて。

その間、私は何者にも支配されたりなんかされない。

自由になるんだ。

身体を思いっきり空に向かわせ。

自由を身にまとい、ゴールだけを目指す、獣になるんだ。

現実のツマラナサも、不自由な心もきっとそこにはないんだ。

私だけの理想郷!

皆で味わう、苦悶した表情のバラ色の時間!

真っ白になって。

真っ白な心だけがそこにはあって。

私は春のビック・イベントに期待していた。

進化した身体と心を。

冬の私は、春の私を夢見てた。

そうだね。

3月までは順調だった。

その先。

スピードを求め初めてから、少しずつ身体から拒否反応が起こった。

気持ちも無理やり引っ張った。

無理やりだったから、上手くいかないことが多かった。

鴻巣パンジーマラソンで、肩が痛いと言ってたアレね。

検査の結果が22日にでました。

笑うことなかれ。

いや、笑ってもいいよーーー。

レントゲン撮って、CT、MRI撮った結果。

なんと、「老化によるインナー・マッスルの低下による痛み」と判明・・・

老化・・・・・・・・・・・・・・・・・

あぅ。

今でも痛いっす。

キロ5分を切るとね、肩関節に違和感が出て。

肩が抜けちゃうんじゃないかってくらいに痛くなるんっす。

でも、本人いたって落ち込んでもいなくって。

むしろ、あースピード練習が出来ないって喜んでたのだー。

だめじゃん!

結局、この5月は練習に身が入らなかった。

もう一つ、身に入らなかった原因。

職場でリストラ要因入りを宣言されたのだ!

がっ。

言われて半日で立ち直ったけどね。

止める覚悟をしました。

追い討ちをかけるように息子のバイク事故。

まあ、こちらは被害者で怪我も軽かったけど。

まだ、話し合いが続いていて。

話し合いの時は仕事を早退しなければいけないし。

心の振幅の激しい5月。

ただでさえ、5月病の5月。

やってくれるぜ、人生クンも。

何となくレースが遠くなっていた。

集中力もかけていった。

益々楽しいことだけを追いたくなった。

当初の理想からかけ離れた気がした。

少し自分にがっかりもした。

何度も振り出しに戻った。

心をフラットにする。

どうしたいか。どう走りたいか。

楽しめる自分をイメージした。

まずは気持ちから。

長いようで短い半年だった。

結局遣り残した課題だらけ。

遣り残したという気持ちでレースに臨むことなどあまりない。

いつも全力の練習だった。

後出来るのは、想像力。

当日のレースのイメージ。

枷をはずせ。

自由になれ。

目標に縛られすぎない。

夢中になれ。

真っ白になれ。

箱根を疾走出来る自由を満喫するんだ。

幸せならそこかしこにある。

拾いに行け。

私はきっと間違わない。

楽しみ方を間違えたりはしない。

この半年でたくさんのことを山から森から学んだんだ。

私は5月27日、獣になるんだ。

そうして、当日を向かえる。

ーーーーーーー続く。待て、次号!

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OSJハコネ50K 箱根トレイルレース【速報】

記録 10時間58分16秒
総合順位 264位

女子総合 22位


みなさんの応援で、無事(←ここすっごく大事!)完走できました!

タフなコースだったけど、大会運営もスタッフもすっごく素晴らしい大会でした!
感動がほしい人、来年はあなたの番ですよ!


詳細は後日書くね♪

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